去年のどんたくシリーズでもやり合った石井智宏とEVIL。EVILにとっては未だ超えられていない石井という壁。今回は石井vsEVIL戦を振り返り、なぜEVILは石井に勝てないのかを考えていきたいと思います。
沈黙の暴走トラック
試合開始直後の殴り合いはヒロムとリーとはまた違ったアクセル全開ですね。ヒロムとリーがスポーツカーなら石井とEVILはトラックが暴走してるみたい。
チョップされたらチョップを返し、タックルされたらタックルを返し、喉をチョップされたら
EVILホームラン!椅子が飛びすぎてカメラさんが危ない!EVILはさらに石井の首を攻めていきます。切り返し合いやレフェリーを使ったり、以外なうまさのある二人。ゴツゴツの中にも素晴らしい技術を見せます。
出典:新日本プロレス公式サイト
タフネスすぎる二人は相手を追い込んでフォールするも決まらない。逆に自分が追い込まれても返す。また相手を攻めてと繰り返していきます。これを繰り返すことができる二人のタフネスは二人にしかできない試合を作っていきます。さらにどんどんスピードアップしていく!セミファイナルにして札幌の雪が溶けたぞ!僕なんか家族がいても足踏みですよ。
最後は石井が垂直落下式ブレーンバスターでEVILを沈めましたが、その差は紙一重ではないでしょうか?
なぜEVILは石井に勝てないのか?
間違いなく最高の試合をした二人。勝ったのは石井でEVILは負けました。リング上ではEVILに視線を送り何も言わず帰った石井は分かってるはずです。相手がEVILじゃないとこんな試合できない。
EVILはここまでの試合ができることを誇っていいと思いますが、プロレスは勝たないといけない。今まで石井に勝ったことがないEVILはなぜ勝てないのか?どうやったら勝てるのか?
それはEVILが石井以上の存在になるしかないと思います。
石井が自分で作り上げた石井というブランド、これをEVILというレスラーが超えないと勝てない。石井の試合はいつも石井の試合ですが、EVILはどうか?
僕が思うに石井と紙一重のところまでは来ていると思う。だからこそもどかしいですね、最後に大爆発して石井を押し切るぐらいの勢いを身に付けたらEVILは勝てる。EVILの時代が来るかもしれませんね。
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