1.5東京ドームダブルタイトルマッチは素晴らしい試合でした。
内藤哲也が勝ち二本のベルトを手にし、負けたオカダの目には涙が見えました。
東京ドームのメインには二人にしか作れないプロレスがありました。
ライバルを超えた存在
出典:新日本プロレス公式サイト
このシーンを見た時、これで大成功だったんじゃないかと、僕はこの光景を見るためにプロレスファンを続けてきたんじゃないかと思いました。
試合が終盤に差し掛かるころ、膝立ちでエルボーを打ち合う二人。それに合わせて大声援が響く東京ドーム、ものすごい響き方でした。できれば現地で感じたかった!
二人の二日間に及ぶ試合、これまでの試合内容、プロレス人生、ファンの思い全てが一体となってドームに響いていた。なんと素晴らしいプロレスでしょうか、この二人だからこそできた試合だったなと今では思います。笑いながらエルボーを打ち合う二人は若手の頃に戻ったようだった、本当にプロレスファンでよかった!
非常のオカダ・カズチカ
出典:新日本プロレス公式サイト
内藤はオカダの首を、オカダは内藤の膝をそれぞれ狙っていく展開になりました。オカダは非常にも爆弾を抱える内藤の膝を場外の机に叩きつける荒業!場外カウント19でなんとか戻れましたが、相手の技を全部飲み込んでしまうオカダのこんな姿は珍しいですね。そこまでしないと勝てないと判断したということでしょうか。
1.4ジェイ・ホワイト戦に制御不能の先を見たを書きました。1.5二冠戦でもそんな内藤の姿が見えた気がします。手を掴んでのエルボーの連打、執拗な首攻め、相手の技を受けきって(内藤は受け身がうまい)最後は自分を大爆発させて勝つ!制御不能を制御しているような印象ですね。
東京ドームに流星走る
出典:新日本プロレス公式サイト
内藤のスターダストプレスに心動かされた方は多いですよね、僕もですよ。もしかしたら内藤のほうが引き出しが多かったのが勝因かもしれません。この前にデスティーノとレインメーカーをお互いに返している両者、ならばと奥の手であるスターダストを出しオカダがキックアウト。そこからデスティーノを返そうとするオカダをバレンティアで上回り、正調デスティーノと決めて勝負あり。まさに制御不能の大爆発!
スターダストを飛ぶのにはかなりリスクがあったはず、もし避けられたら自分に大ダメージですし、ヒットしても膝への負担は大きくデスティーノが出せない状況になるかもしれませんでした。そこを制御できた内藤はひとつ上のレベルにいる、これぞプロフェッショナル!
返した内藤、応えたオカダ
内藤「オカダ! オカダ! 東京ドームの、メインイベントでの勝利、ものすごく気持ちいいな(※大歓声&大拍手)。またいつか! 東京ドームのメインイベントで、勝負しようぜ(※大歓声&大拍手)」
出典:新日本プロレス公式サイト
2年前の言葉を返した内藤、オカダは拳を上げて応えました。この頃には僕もボロ泣き、あかん家族の前やのに泣いてまう!
やっぱりこの二人には特別な関係があって、この二人じゃないとこんな空間は作れなかったんじゃないかと思いましたね。お互いに引き出し合ってすごい試合をして、二人の歴史を紡ぎ出す。プロレスラーって本当にすごいな。また東京ドームの舞台でこんな試合が見られるんでしょうか?その時までずっとプロレスファンでいます!
さて大合唱となるこの先ですが、とても書けません。なぜならはらわた煮えくり返っているからです。申し訳ありませんがそれは別の記事にして、内藤哲也とオカダ・カズチカの作った最高の東京ドームだけの感想にしておきます。
ところで僕は内藤が二冠について発言したした時から注目していまして、いくつか記事を書いているのでよければそちらも読んでいただけると嬉しいです。