新日本プロレスを考えるブログ

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獣神サンダーライガーと鈴木みのるが教えてくれたこと。土下座の意味を考える~10.14両国~

当ブログでも追いかけ続けてきた獣神サンダーライガーvs鈴木みのるの一戦。ついに17年越しに決着します。

 二人が教えてくれたこと

 60分1本勝負
スペシャルシングルマッチ

まずはどんな出で立ちで入場してくるのか?注目でしたが鈴木は

いつもの黒パンツでした、白じゃなかった。対するライガーは

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出典:新日本プロレスワールド

来たバトルライガーだ!ライガーは本気の本気、鈴木に勝つために入場してきました。しかしすごい体、この眼差し。ライガーからのまっすぐなメッセージを感じます。

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出典:新日本プロレス公式サイト

 試合は完全に二人の会話だった。

序盤のヒリヒリした関節の取り合い

パイプ椅子でのシバきあい

エルボーと掌底の打ち合い

最後はお互いの技を体で受けて

17年ぶりの果し合いは終わりました。

お互いの生き様をぶつけあった上で「今回は」ライガーが鈴木に負けました。

ライガー「(※ヒザに手を突いて、しばし息を整えて)今日は負けた! まだまだシングル組めや。ただ、最後のコメント、ここまで俺をブチ切れさせたのは、近年まれに見る。アイツぐらいじゃないか、ここ何年かで。ここまで俺の怒り、頂点にブチ切れさせたのは。そのことに対して『ありがとう』だ。他に何の他意もない。今日は負けた! 負けたよ! 次、組め! すぐに組め! どこでもいい、組め! 俺は諦めん。1.4まであと約3ヵ月ある。諦めない。諦めない。ただ今日は、『ありがとう』だ。残り3ヵ月、怒りMAX、頂点でリングに上がるよ。そういう気持ちにさせてくれて……『ありがとう』。次やった時は、ただじゃおかねぇぞ。なめんなよ! 以上です。
……負けた人間なんだ、何の質問もねぇだろう。俺が言いたいのはそれだけ。これでおわりにしたくない。引退までの通過点にしたくない。レスラーってのは負けたら根に持つんだ。絶対仕返ししてやる! シングルまた組め、シングルで。新日本プロレス! 俺と鈴木のシングル組め! どこでもいつでもいいから。何回も言うが、とりあえず今日は『ありがとう』。以上!」

出典:新日本プロレス公式サイト

 

すべてを出し切って負けたライガー、正直完敗だったと思います。それでもまだ前を向いている、人生はどうやって歩んでいくのか、その姿勢を見せてくれている。

二人の試合は総合ルールでもよかったし、ノーDQマッチでもよかったんでしょう。プロレスルールでお互いの生き様を出し切った、すごい試合だったな。忘れられない試合になりました、生き様とはこういうことだと一生語っていくことでしょう。

いらないように見えた場外での椅子を使った攻撃も、人生は綺麗事だけじゃないよということを教えてくれているようにも感じました。

鈴木みのるの土下座で伝えたかったこととは?

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出典:新日本プロレス公式サイト

ずるい、こんなのずるい。泣くに決まってる。

鈴木みのるが伝えたかったのは「感謝」。でもそんな単純なものではなく、怒らせて怒らせて本気の先輩を超えてこそ伝わる感謝だったんじゃないかな。

天を指差し、持ち上げたゴッチ式パイルドライバー。長いタメの時に何を感じたのか?本人にしかわかりません。ですがリングでの土下座座礼はライガーにもファンにも感謝していることが伝わるものです。

ただ「いつも悪いやつが素直になった」というだけではなく長いレスラー人生が凝縮したような土下座座礼に、ファンはそれぞれ感じるものがあったはずです。それが鈴木みのるの伝えたかったことじゃないかと思います。

追記:土下座ではなく座礼ですね。間違っていて大変失礼しました。

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出典:新日本プロレス公式サイト

そして鈴木の土下座座礼を受けたライガーは「鈴木ー! ありがとな」と答えた。

いつまでもカッコいい獣神サンダーライガーがリングにいた。