以前にこーんな記事を書きまして
今回は 僕が大注目しているトーア・ヘナーレと鷹木信悟のシングルマッチの感想です。ヘナーレの課題も考えています。
ヘナーレの魅力
20分1本勝負
前にも書きましたが今ヘナーレにチャンスが来ていて、この鷹木戦はヘナーレにとってのチャンスだけでなく、近い将来の新日本を占う試合ではないかと思います。もちろん鷹木もこの試合に勝って東京ドームへテーマを見つけていきたいところ。
なんと!入場は鷹木が先でした。
いい表情で入ってきたヘナーレ。ハカのパフォーマンスに会場も湧きます、いいぞ!
パワーとスピードで鷹木に見劣りしないヘナーレでも試合運びの上手さは鷹木が何枚も上手です。ミラノさん曰くパンピングボンバーのあまりの威力に肩を負傷している鷹木、それでも激しい攻めをヘナーレに叩き込みます。
ですが!ヘナーレが徐々に押し返していきます。一方的にやられているだけじゃない、パンピングボンバーも返した!
出典:新日本プロレス公式サイト
ハイライトはここ!ランペイジを一度は耐えられてしまいましたが、走ってきた所をカウンターで決めた!この切り返しとパワー、ヘナーレのいい所が出ましたね。さらにTOAボトムを狙いますが不発。
出典:新日本プロレス公式サイト
最後はMADE IN JAPANに沈みました、鷹木のパワーも恐ろしい…。この前にパンピングボンバーからのフォールを返しているのでならばと出したMADE IN JAPAN、ラストオブドラゴンではないにしろ出し尽くさないと鷹木も勝てなかったということでしょう。
ヘナーレのこれからの課題を考える
出典:新日本プロレス公式サイト
随所にいいところを見せたヘナーレでしたが、全体的には鷹木のペースでした。いい動きをしてもどうしても技が単発になりがちなヘナーレ、ここが課題じゃないかな?
ジャンピングショルダー、ランペイジは威力もあって僕も大好きですが単発なのが残念。一方の鷹木は威力のある攻撃をどんどん出してくる。このあたりがレスラーとしての厚みというか深さの違いじゃないですかね?
でも大丈夫!いいシーンがありました。
鷹木の龍魂ラリアットを耐えたヘナーレ、エルボーの連打にも耐えた。ヘナーレの張り手の連打にチョップで割り込んだ鷹木でしたが、スッとダッキングでかわすヘナーレ。
このシーンよかったですね。ヘナーレには格闘技の下地もあるのでそれが垣間見えた。また鷹木と打ち合っているとよく分かるのですが、ヘナーレは手足が長い!これは打撃の応酬の際に有利になるはずです。こういう動きをもっと出していけば「ヘナーレは総合格闘技もできる」ということが浸透していくでしょう。
もうひとついいところとして耐久力も見えたシーンでした。耐久力はヘナーレがベルトに挑戦していくには必要な要素。
単発になりがちな攻めをこういった技術、あるいは関節技でバラエティーを増やし、相手の攻撃には耐えに耐える!
こんな試合がどんどんできてくると自然とベルトも見えてくるんじゃないでしょうか?
鷹木の他にも噛み合う相手はいるので、どんどん対戦していってほしいですね!