ラグビーワールドカップが盛り上がっていますね!日本代表の活躍を楽しみにしている方も多いんじゃないでしょうか?
今回はもっとラグビーを楽しみたいけどルールがよく分からない!という方のために、3つのポイントをわかりやすくご紹介していきますね。
楽しめるポイント① ラグビーの基本
そもそもラグビーってなにをやっているのかよく分からないという方は、ラグビーは陣取りゲームだと考えるとわかりやすいです。自陣と敵陣の境界がボールとなります。ボールが常に一番前にあり、選手は自陣内でしかプレーしてはいけません。ですのでボールを前に投げたり落としたり、敵陣内でプレーしたりしてはいけません。
そしてボールを運んで全て自陣とすると得点となります。これが目的でサッカーで言えばボールをゴールに入れること、野球で言えばホームベースを踏むことと同じですね。
これがトライで5点得点することができます。ラグビーの場合は他にも得点の仕方があるのが難しく面白いところで、それが戦略につながって魅力でもあります。
ボールの進め方
ラグビーではボールを前に進めて得点(トライ)を目指すわけですが、ボールを進めるには持って運ぶしかありません。もちろん相手チームに邪魔されてしまいますので少しずつしか進めません。
もしくはキックでボールを大きく前進させることもできます。キックは一気に進めますが当然ボールより先には相手しかいないので、ボールの所有権を相手に渡してしまうことになります。
この持って運ぶこととキックすることの二択でボールを前に進めていくのがラグビーです。
覚えておくべきライン
ラグビーのコートにはたくさんのラインが引かれています。一番重要なのは22mラインでゴールから22mの距離に引かれています。ということは22mラインよりも先に進めばあと少しでトライできるチャンスですし、守る側はピンチということになります。
さらに22mラインの内側(守備側)にとって有利になるルールがいくつか作られていて、ピンチを脱するときにこのルールを利用します。代表的なのはキックで外に出すこと、22mラインの内側から蹴り出したらその位置から再開することができます。
全てのラインを覚える必要はなく、22mラインだけでも試合を楽しめると思います。そしてピンチを脱するのにキックで出すことがセオリーと覚えておくと今なにをやっているのか?が分かりやすいですね。
楽しめるポイント② ペナルティ
ラグビーを見ていると案外反則が多いと思いませんか?この反則がどういうものか分からないと試合がどうなっているのかよく分からないと思いますが、全て覚える必要はないと思います。
ラグビーはボールを持って走りますが、相手はタックルで止めようとします。タックルを受けて倒されてしまうとボールを手放さないといけません。ここへ両チームが集まってボールの取り合いをします。という繰り返しをしているのがラグビーです。
このボールの取り合いをして選手が密集しているところで反則は多いです。
ラグビーは基本的に立ってプレーしないといけません、ボールの取り合いをしている密集で寝ながらプレーすると反則となり相手にペナルティが与えられます。もしくは密集のなかで試合を遅らせるようなボールを動かせなくする行為もペナルティです。このどちらかが最も多いですね。
なぜ反則してしまうのか?
ラグビーの反則は意図して行うのではなく相手に誘発されてしまうものです。みずから反則しようとする選手はいません。
例えばボールを持って孤立してしまった時、相手のタックルを受けてボールを取られそうになったのを離さなかったら反則です。またはボールの取り合いをするのに密集に飛び込んで寝ながらボールを取ろうとしたら反則です。
「規律」という言葉を使いますが、どれだけ消耗し相手に攻め込まれようとも反則をしないように我慢しないといけません。ラグビーとは激しいだけでなく「規律」のスポーツでもあるのです。
ゴールのどこを狙うのか?
相手が反則を犯しペナルティを獲得すればリスタートは4つのなかから選べます。
①軽く蹴ってリスタート
②その場でスクラム
③外へキックで蹴り出してその場からラインアウト
④ゴールを直接狙う
このどれかです。特に④のゴールを狙った場合、成功すれば3点獲得できます。ペナルティとは即失点に繋がる行為だということですね。
そしてゴールはイラストのようにH型のポールの上の空間を狙います。正面からが一番的が大きく、横へ移動すればするほど的が小さくなるので難易度は上がっていきます。
楽しめるポイント③ 選手のポジション
以前にこんな記事を書いたのですが、プロレスファンの方にしか分からないかもしれません。ラグビーにはたくさんポジションがありますが、とりあえずフォワードとバックスを思えておきましょう。
フォワードはボールに近いところでボールの取り合いをしています。スクラムやラインアウトもフォワードの選手が行います。体が大きくがっしりしている選手ばかりで8人います。
バックスは7人でフォワードのように体でぶつかるよりも走ることやボールの扱いが上手い選手です。広いスペースをパスでつないで走り、守るときも広い範囲をカバーしています。
大きい選手もいれば小さい選手もいる。いろいろな個性が混ざり合っているのが面白いところですね。
ラグビーは社会性のスポーツ
ラグビーには15人もいてそれぞれのポジションの役割をこなしています。またキックでゴールを狙ったり、ラインアウトのスローインは特定の選手が行う専門技術です。
華麗に走り抜けてトライを取る選手もいれば、一度もボールに触れない選手もいます。それぞれの役割を果たすことで得点につながる。これは私たちの会社や社会でのポジションに似ていますね。トライと取る選手が偉いわけでもなく体が大きい選手が偉いわけでもない、みんなが自分の役割を全うすることで勝利を目指すのがラグビーです。
僕は「日本代表のエースは?」と聞かれたら「控えも含めた全員」と答えます。一人の力が強くてもできることはたかが知れています。全員で攻め守るのがラグビーなのです。
まとめ ラグビーの文化も楽しんで
3つのポイントをご紹介してきましたが、なんとなくつかめたでしょうか?ルールについては何度か観るうちにつかめてくると思います。何試合も観ましょう!
あとはラグビーの文化も知ってほしいなと思います。たとえば
こんなことがありました。ラグビーは体格も人種も多種多様な人が集まって結束している競技です。なので相手を尊重する文化があります。ラグビーは激しいだけでなくこういった精神性を持つ部分もあります。ワールドカップの機会にそういった部分にも触れてほしいなと思います。
ということでラグビーを観ましょう!