9.5後楽園ホール大会のメインで勝った内藤哲也
IWGPとインターコンチのダブルタイトルマッチを新日本プロレスに要求しました。
メインでファレに快勝の内藤がマイク!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 5, 2019
「来年の東京ドーム、IWGPヘビーとインターコンチネンタルのWタイトル戦やるのか? やらないのか?」
新日本プロレスへ“回答”を要求!!
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今回はこの発言について考えていきたいと思います。
どんな発言だったか?
出典:新日本プロレス公式サイト
G1を優勝した飯伏幸太、インターコンチに挑戦するジェイ・ホワイトの二人からも内藤と同じ「IWGPとインターコンチの二冠」という発言があり、いいタイミングで内藤も発言したんじゃないでしょうか?その内容とは
内藤「ブエナスノ~チェ~~ス、後~楽園ホ~~ル!!(※大歓声&大拍手) このIWGPインターコンチネンタル王座を懸けて、9月22日神戸大会でジェイ・ホワイトと対戦するわけですが、彼もインターコンチネンタル王座を保持しながらIWGPヘビー級王座を保持したいという野望を口にしていたわけですが、そういえば! 『G1 CLIMAX』優勝者・飯伏幸太も同じようなことを口にしてたっけね。そこで俺は! 新日本プロレスに、早急に回答をいただきたい。来年の東京ドーム大会で、IWGPインターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座、ダブルタイトルマッチを果たして開催するのか? それとも開催しないのか? いったいどっちなんだろうね!?(※客席から様々な声) もし、開催しないのであれば、俺はこのインターコンチネンタル王座を保持したまま、(IWGPヘビー)挑戦権利証を狙いに行きますよ(※大歓声&大拍手&『内藤』コール)。まあ、普段は、『トランキーロ』『あっせんなよ』と言ってますが、ダブルタイトルマッチへの機運が高まっている現状、新日本プロレスにはノートランキーロ、あせったほうがいいぜ、カブロン(※大歓声&大拍手&『内藤』コール)。
出典:新日本プロレス公式サイト
これでほぼ全文です。あとはジェイとのインターコンチ戦に勝つということと、ハポン締めでした。ここで僕が気になるのは2点ですね。
①内藤は東京ドームでの二冠を狙っている
出典:新日本プロレス公式サイト
「東京ドームでダブルタイトルマッチをするのかしないのか?」
「しないのであれば自分は飯伏の権利書を狙いにいく」
と発言した内藤は東京ドームでの二冠を狙っている。二冠という目標を立てた最初は『いつ』かはわからなかったのですが、ここへきて飯伏とジェイの発言があり二冠への機運が高まってきました。そこで『東京ドーム』という期日を設けたことでより現実的な話になってきましたね。
二冠という自身の目標に向かって内藤は時勢を動かし出したと言えるかもしれません。今は新日本からの回答待ちですが、そのうち期限を決めて『早急な』回答を要求しそうですね。
出典:新日本プロレス公式サイト
飯伏の二冠は「権利書の権利は1.4でのIWGPへの挑戦権だけど、インターコンチも欲しいから1.5で挑戦したい」という内容です。なので内藤が「先に(飯伏が欲しい)インターコンチへ挑戦させてやるよ。代わりに権利書を賭けろ」と言ったら 飯伏vs内藤が実現しそうだし、どちらかがインターコンチと権利書を持つわけだから自然と東京ドームはダブルタイトルマッチになりますね。
あくまで内藤は東京ドームでの二冠を狙っていることがわかります。会社が決めないのであれば強引にでも東京ドームをダブルタイトルマッチにするよと言っています。
②会場の反応が薄い
出典:新日本プロレス公式サイト
僕はワールドでの観戦でしたが、内藤のマイクに会場の反応は薄かったですね。徐々に歓声が大きくなっていくのですが、僕としては「二冠に飽きちゃったのかな?」という印象でした。恐らく内藤も二冠という話題のフレッシュさがなくなってきているのは気づいていたでしょう、また自分の評価も下がってしまったのもわかっている。
2019年を振り返るとクリス・ジェリコから取り返したインターコンチ、二冠という目標を掲げたもののMSGで飯伏に敗れる。7月に取り返し、インターコンチ王者として臨んだG1では決勝に進めなかった。内藤に期待するファンからすると「やっぱりダメなのか」という気持ちになっていて、反応が薄くなってしまっていても仕方ありません。
そしてにわかに高まってきた二冠の機運、内藤としては逃すわけにいかない。正に「ノートランキーロ」焦ったほうがいいですね。内藤としては自分の勢いが弱ってきているのはわかっている、二冠という目標に向けて流れを引き戻すためのマイクだったんじゃないでしょうか?
ロスインゴはどう動く?
内藤のマイクを受けてタッグを組んでいたEVILのバックステージコメントは
EVIL「いろんなヤツがいろんなこと言ってるが、俺の欲しいものも教えてやるよ。それは……IWGPだ、よく覚えとけ!」
リング上で内藤のマイクを聞いたうえでの発言。 なんと!これは挑戦表明か!?さらに内藤のコメントは
内藤「(※引きずってきたベルトを床に置いて)まぁ今俺が思ってることは、リング上で言った通りだよ。EVIL、SANADA、そして鷹木。それぞれが、上を目指していいじゃん。俺も上を目指してるから。もし同じユニットの仲間が同じ方向を向いてたら、戦わない手はないでしょ? 俺の言ったことに、文句というか……目標がかぶるのであれば、俺と戦えばいいよ。それがシングルマッチなのか、それともタッグマッチで一緒に組みながら戦うのか、いろんな戦い方があるよ。でも、こうやって競い合っていくことこそ、ユニットを高める最高の方法だと、俺は思うからね。EVILがどう思ってる、鷹木がどう思ってる、SANADAがどうしようと思ってる、そんなことは関係ないよ。今俺が何をしたいかが、一番大事なわけで、それをこうして、皆様の前でしっかり伝えること、これが一番大事だと、思うからさぁ。俺は、俺の思う道を行くだけだよ。
SANADAはIWGP挑戦が決まっていますが、ヘビー級に転向して当然ベルトを狙っている鷹木はどう思うんでしょうね?ベルトを巡ってロスインゴ同士で戦うのはあり、思うことがあればはっきり言え。そう言っているように聞こえますね。
まとめ
じゃあ誰が動いて、ロスインゴはどう変わるのか?
さっぱり分かりません。みんなIWGPを狙っているし、高橋ヒロムもIWGPジュニアとIWGPの同時戴冠を目標にしているので、ロスインゴ内でのタイトルマッチばかりにすることもできます。
そもそも内藤はジェイに勝たないとインターコンチを守れない。ダブルタイトルマッチが決まったとして、その時にインターコンチを持っていないとカッコがつかないですよね。9.22神戸にて行われるインターコンチ戦、これの結果で大きく変わります。
また現IWGP王者であるオカダ・カズチカは「二冠には興味がない、IWGPだけあればいい」というスタンス。オカダを振り向かせるような、また二冠に挑戦してもみんなが納得するような形を作らないといけませんね。うーん難しい。「誰が二冠なんてさせるか!」という選手が出てきてもおかしくない。
新たに発言する選手がいるのか?これも楽しみですね。
ところで「ノートランキーロ」なんですね「ラピド」じゃなくて、まあいいか!
僕は「内藤二冠シリーズ」としていくつか記事を書いているのでそちらも良ければご覧くださいませ。