G1 CLIMAX29のBブロックは4人は並ぶ大混戦となりました。お互いに他力本願ながら自分が勝つことは必要条件。誰が優勝決定戦へ行けるのか?今回は試合順に振り返っていきます。
ジュースのリベンジ
どうしても6.9大阪で負けたリベンジをしたいジュース・ロビンソン。髪型を変え、明るいキャラクターを封印し約2ヶ月の間非常にシリアスな表情をしています。ただジェイに痛めつけられた膝が心配。
テキサスクローバーで攻められながら噛み付いたジュース。まさかのピアスを噛みちぎった!なんてバイオレンス!危ないからアクセサリーは外しておきましょうね。
膝を中心に攻めるモクスリー、パルプフリクションを切り替えしてアンクルホールドからこのSTF。荒っぽいだけじゃなくしっかりとした技術がある。
このSTFで落としたと思ったモクスリーがレフェリーに抗議したり余計なものをリングに入れている間にジュースを回復させてしまったか?
息を吹き返したジュースはナックル3連発からのパルプフリクションで遂にモクスリーから3カウント取りました!やっとリベンジを果たしたジュース、このままUSヘビーを取り返して欲しいッ!
モクスリーは負けたことで優勝決定戦進出はなくなります。
鷹木爆進!
鷹木信悟の魅力ってパワーや爆発力もさることながら、その芯が一本通ってる感。僕にはそう感じます。その魅力が大爆発しそうな後藤洋央紀戦。後藤には優勝決定戦進出がかかっています。
試合は互角の展開、パワーも互角!鷹木も後藤も全然引かない。お互いの得意技を出しては返す消耗戦。ラリアットとパンピングボンバーの打ち合いは鷹木が勝った!
さらにラスト・オブ・ドラゴンで後藤から3カウント取った鷹木。解説陣は石井戦が自信になってると、ものすごい選手です。一方の後藤は負けたことで優勝決定戦進出はなくなりました。絞ったことで鷹木とはほぼ同じ体格だった後藤、この試合に限って言えば痩せたことが敗因では?
悪の道!
さあ!これまでの試合でモクスリーと後藤が負けたのでジェイ・ホワイトと内藤哲也の勝ったほうが優勝決定戦進出です。初めてのシングルマッチ、どんな試合になるのか?
あれ?引き分けたらどうなるんだ?とか心配している間に選手入場。ジェイには大ブーイング、内藤には大内藤コールが起こりました。
「勝てば優勝決定戦」というのはお互いの頭にあるはず。ペースの握り合いから試合は始まります。
やっぱりジェイはうまい、ねちっこくて効果的な攻めです。リング内外どこでもいけます。カウンターのコンプリートショットからぶっこ抜きジャーマンとか非常に高い完成度ですね。
内籐のグロリアをレフェリーを使って阻止したジェイ。すかさず外道が入ってきますが、いとも簡単に(金的を)蹴散らした内籐。内籐の方が一枚上手でしょうか?ついでに海野レフェリーまで蹴ってたし。
出典:新日本プロレス公式サイト
コリエンド式デスティーノは倒れ込むことでスカしたジェイ。死んだふりから高速アンド低空バックドロップ。キウィークラッシャーと続けますがカウント2。ジェイの死んだふりに無慈悲な攻撃を加える選手がそろそろ出てきてもいい。
ブレードランナーをデスティーノさらにはバレンティアで切り替えそうとした内籐。これにSSSで勝ったジェイ。 さらにクロスアーム式ブラディサンデーからのブレードランナーでジェイの勝ち。
最後の畳み掛けは迫力があった。外道の介入もなし!
試合後は飯伏幸太を呼び込み、「ノー外道」一対一でやろうとアピールしました。さらに握手をしたところで仕掛けますが、これは未遂。ここで終わっときゃいいのに
帰ろうとした飯伏を外道が止め膝へタックル!さらに足首をイスで痛めつけました。
ここまでやるのか!という感じですねー。後味悪いなー。
ジェイとしてはこのやり方でG1を勝ち抜いてきた。それを決勝でも貫こうというのか?それとも自分の実力を見せつけるのか?
どちらにせよ決勝はどヒール対どベビーという構図になります。どんな結末が待っているんでしょうか?