勝ったほうが優勝決定戦進出。オカダと飯伏はどっちが勝つのか?
※この記事は8.10メインイベントオカダ・カズチカvs飯伏幸太戦のみの感想になっています
最後の一戦!
30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦
オカダ・カズチカvs飯伏幸太のシングルマッチといえば2017年の旗揚げ記念日が最後でしょうか(あれをオカダvs飯伏と言っていいのかは別として)
恥ずかしながらタイガーマスクWの正体がさっぱりわかっていなかった僕の目には二人の間にかなりの差があるように見えました。
あれから年月が経って二人の差は縮まったのか?新日本所属となった飯伏の覚悟はどれほどなのか?
オカダの表情はリラックスして見えます。最終戦とはいえリーグ戦の1試合と話したオカダ。対する飯伏は引き締まった、緊張とも取れる表情。以前は飯伏の方が細く感じましたが、今は互角の体格ですね。筋骨隆々な飯伏の主人公感すごいな!
序盤はオカダが有利。オカダの試合って同じムーブが多いのでいつも同じに見えてしまう。それでオカダの試合が「オカダに勝てるか?」がテーマになってしまっていて、それでも同じ勝ちパターンで勝つ。全てのレベルが高いのが素晴らしいですが、僕には人間的な成長を感じられないのがちょいと不満。
飯伏は飛びつき雪崩式フランケンや人でなしパイルドライバーの大技で攻めます。というよりここまでオカダに攻撃を吸収されてしまってあまりいいところがなかった。これで試合時間20分!これからだ!
オカダのバックスライド式レインメーカーに対してクロスアーム式ジャーマンを返した飯伏
ええ?どうなった!?
走り込んでくる飯伏にオカダは珍しくフランケンを狙ったんでしょうか?
飯伏は即座に反応、キャッチしてシットダウン式パワーボムに切って落としました。この反応!身のこなし!飯伏もかなり超人です。
レインメーカーを切り返して、レインメーカー式ハイキック!G1はこのハイキックで何人もの選手を沈めてきました。さらにカミゴェを狙いますが、オカダが丸め込み(ジェリコを押さえたやつ)、これはカウント2。この丸め込みもオカダの技の一つになってしまった。
飯伏はローリング式レインメーカーに膝でカウンター!これは真空飛びヒザ蹴り!男のロマン!
さらにカミゴエをヒットさせてフォールしますが、カウント2。いや返せるんかいオカダ!
すかさず再度カミゴェを決めて3カウント入った!
オカダがカミゴェを返したのはびっくりしましたが、さすがに連発されるとオカダも返しようがなかったでしょう。
光り輝くスター
最後まで諦めない。マイクでG1優勝を約束した飯伏。やっぱり飯伏は変わった。
飯伏には以前は不安定さがあった。それが試合の奇想天外な動きにつながって、同時に怖さでもあった。
それがいまはどうでしょうか?特にこのオカダ戦、終盤の怒涛の打撃でオカダを沈めた。安定感と責任感、二つが飯伏を強くしているように感じます。
新たなライバルストーリー
「僕はこれからオカダさんと戦っていきたい」インタビューで飯伏はこう言いました。そんなイメージがなかったんですが、オカダと飯伏は年は離れていても同期だそうです。
そしてオカダがG1で負けたのはSANADAと飯伏の二人。これから始まっていくライバルストーリーが楽しみですね。夜に星が出ている日は雨は降らない、逆に雨雲は星を隠してしまう。どちらかが輝くときはどちらかが隠れる時、ライバルとはそんな関係でしょうか。
Aブロックは飯伏が突破した。ではBブロックは?8.11武道館も見逃せません!そしてこの夏のクライマックスはどうなるのか?