Bブロックはジョン・モクスリーの独走が続いていて、内藤とジェイは優勝候補に挙げられながらも3敗と苦しんでいます。二人が決勝に進むにはモクスリーが3敗以上しないといけない。特に内藤はモクスリーに直接負けているので他の選手の勝敗次第となってしまいました。が高松大会はどうなったのか?
あと優勝候補と言われた内藤哲也とジェイ・ホワイトについて考えていきます。
モクスリー負けた!
この日先に試合があったのはモクスリー。まさかの矢野に負けてしまいました。詳しい試合内容はこちらからどうぞ
他の選手もこれを見たはず。負けるわけにはいきません。
因縁浅からぬ内藤とジュース
内藤哲也とジュース・ロビンソンは因縁があります。
ジュースが来日した頃は内藤が制御不能化した頃で、タッグマッチで見殺しにされたり散々な目にあいました。
そこから今のロスインゴ人気があるのでジュースは踏み台にされたようなもん。面白くないでしょう。
出典:新日本プロレス公式サイト
最近のジュースは非常にいい。モクスリーにUSヘビーを奪われてから人が違うようです。元々パワーはあるし、身長を生かした攻撃は迫力があります。人気のある内藤に勝って逆に人気者になることもできそう。
出典:新日本プロレス公式サイト
内藤も非常な攻め、バレンティアからのデスティーノで勝利しました。これで3敗を守ります。終盤の攻防は激しく、内藤のバレンティアを引き出したのはジュースの成長でしょうか。それとも絶対に負けたくない内籐の気持ちの現われでしょうか。
極悪対戦!
タイチvsジェイ・ホワイトはお互いヒールでもしっかりプロレスができます。
外道の乱入とかなくても試合を作れると思うんですが、金丸もウイスキーミストしてたしおあいこか
タイチは金的を喰らいながらもタイチ式ラストライド!これをキックアウトしたジェイも本物。
ジェイはインサイドワークもさることながら終盤の畳み掛けがよかった。クラシカルな試合運びと多彩な投げ。
出典:新日本プロレス公式サイト
最後はブレードランナーで決めました。これで開幕3連敗からの3連勝です。負けたタイチは4敗で首位のモクスリーにも負けているのでほぼ脱落となってしまいました。
内藤とジェイの課題
出典:新日本プロレス公式サイト
8.1高松大会ではそれぞれ勝ちブロック突破への可能性を残した内藤とジェイ。戦前に二人は優勝候補と言われていただけに、この苦戦は意外でした。リーグ戦を見ていると二人に共通する課題が見えてきます。それは
決め技を固定しているということ
内藤は「デスティーノ」、ジェイは「ブレードランナー」と代名詞となっている決め技があります。ここへつなぐために試合を組み立てていく。ですが決まりすぎじゃないかな?
例えば内藤ならコリエンド式デスティーノから正調デスティーノが必勝パターンですが、コリエンド式を切り返されてしまうとまた1から組み立て直しです。決め技につなぐために終盤ほどプロレスの幅が狭くなっていくように感じます。これは僕の好みでもありますが、たまにはタップアウトを奪う絞め技で決めてもいいのでは?
ジェイの可能性
出典:新日本プロレス公式サイト
最終日に対戦する内籐とジェイですが、ジェイのほうが可能性があるかなと思っています。
まずモクスリーとの対戦を残していること。ジェイ3敗、モクスリー1敗ですから8.4大阪でモクスリーに勝つことができれば大きいです。モクスリーが他の選手にあと1敗すれば並ぶことができ、直接対決で勝てている状況を作れます。
またいろいろな試合ができること、反則あり外道の介入ありでほめられたものではないです。ですが長いリーグ戦でいくつもの勝ち方があるのは有利。もちろん確かなテクニックもありますし。
まとめ
G1前に優勝候補とされながら苦戦している内籐とジェイについて考えてきました。
星取りについて考える時「モクスリーが負けたら」とか「ジェイが勝てれば」とか全部たらればなんですよね。ですがそれを考えるのがプロレスの楽しい所でもある。
これからG1は終盤戦
まさに「ごちゃごちゃ言わんと誰が一番強いか決めたらええねん」状態!
厳しい生き残りをかけた戦いが続いていきます。熱い夏はまだまだです!