あーすごい試合だった…。この記事は7.24広島メインイベント内藤哲也vs石井智弘戦のみの感想になっています。
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突っ走る内籐哲也
30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Bブロック公式戦
内藤vs石井といえばいつも名勝負、今のところ内藤が勝ち越しています。だいたい内容は挑発していく内藤にキレる石井。石井が勝つときは問答無用で押し切り、内藤が勝つときは石井の攻めを上回っていました。
さて今年のG1、内藤は2敗しているので負けてしまうとかなり厳しくなります。
僕の注目ポイントは後藤戦でちょっと見えたキラー内藤。このまま怖い内藤が出てきて石井も壊してしまうのか?はたまた石井が内藤を止めてしまうのか?
入場では珍しく目をつぶって集中する姿が見られた内籐。この日は先に入場したにも関わらずゆっくりコスチュームを脱ぐ、焦らせるというより集中を高めているような感じがしました。
いきなりのどつき合いから始まった!解説陣が丁寧と言うように攻め手を休めない内籐。頭を叩きツバ攻撃に石井はキレてチョップの連打!この人って怒り慣れしないのかな?
内藤はとにかく仕掛けが早い。セカンドロープからのネックブリーカーから雪崩式フランケンシュタナーと首を狙い続け。急角度のグロリア!これはカウント2。
石井は内藤をうまくコーナーへ上げると
ジャンプしてのヘッドバット!顔がぐちゃぐちゃになりそうな一撃。さらに雪崩式ブレーンバスターはカウント2。
石井のジャンピングハイキックをくらってふらついたと思いきやコリエンド式デスティーノ敢行!これもカウント2で返すと会場は大爆発!
すさまじい試合になってきた
ミラノさんが「なんで返せるんだよ、もう!」
小島聡が「これはあり得ない、絶句です」と言ってしまうほど。
再三デスティーノを狙う内藤とブレーンバスターを狙う石井。
技の切り返し合いからバレンティア!この落差!「1メートルは一命とる」っていう格言があるのにこの高さはやばい。
さらに仕上げのデスティーノが決まり3カウント。首への攻撃を重ねて勝ちを掴みました。 試合開始から突っ走って勝った内藤、石井の反撃を飲み込んで勝ちました。試合前に集中していたのはこのためだったんですね。
内藤は優勝まで突っ走る
石井とあれだけの試合をしても、しっかりマイクで締めた内藤。やっぱりすごいスタミナですね。
内籐の試合と言えば緩急の上手さがありますが、今回は石井と全力疾走で競い合って勝った。タフな石井を振り切って勝ったのは大きいですね。
石井戦はキラー内籐は見えなかったですが、次は全勝のジョン・モクスリーです。
プロレスは新日本プロレスが世界一ですよっていうことを、俺が痛いほど、教えてあげますよ。ねぇ、元スーパースター、ジョン・モクスリー。覚悟して名古屋のリングに上がって来いよ。カブロン!
出典:新日本プロレス公式サイトより抜粋
クリス・ジェリコとノーDQマッチを経験している内籐がモクスリーのハードコアを上回るのか?新日本仕込みの怖さを全開でいくのか?楽しみに待ちます。
もしモクスリーの全勝を内籐が止めると、ブロック突破も見えてきて、そのまま優勝まで突っ走ってしまいそうです。
石井の楽しみな対戦
出典:新日本プロレス公式サイト
石井にはまだまだ楽しみな対戦が残っていてモクスリー戦や鷹木戦、タイチ戦も残っています。NEVER王座の行方にも注目です。
石井の試合はいつも同じと言えばそうなんですが、予想をいつも超えてくる。それが石井というレスラーの魅力ですね。