BOSJの前日会見が行われ、各選手のコメントが聞けました。すでに闘いは始まっているといった感じですね。
鷹木がインターコンチ?
僕も公式サイトで後追いしたのですが、石森の発言が気になりました。
■石森太二選手のコメント
「いまの新日本ジュニアには、絶対王者がいないと思うから、俺が優勝して、ベルトを獲って、絶対王者になる。気に入らねぇのは、2人。まずは(髙橋)ヒロムのことしか見てねぇ現チャンピオン。友情ごっこにはもう飽きたよ。お前が何度ヒロムと言おうが、俺は諦めねぇぞ。それと、鷹木! お前さ、ジュニアのベルトはあえて追わずに(IWGP)インターコンチネンタルのベルトを狙うだと? 『SUPER Jr.』はお前のヘビー転向のための踏み台じゃねぇんだよ! 俺があのジャイアンを黙らせる! イッツ・リボーン」出典:新日本プロレス公式サイト
鷹木がインターコンチ?そんな発言あったっけ?と思って調べてみると
この記事のことを言っているのかな?と思います。
僕が気になっているのは鷹木は「インターコンチを狙う」とは発言していないことです。
記事中では記者の方の推察のようなニュアンスに感じました。石森と鷹木は同い年で、インターコンチを争っている飯伏と内藤とも同い年です。飯伏と内藤の闘いに「混ざりたい気持ちはある」とは言っている鷹木信吾の真意はどこにあるんでしょうか?
鷹木のツイッターを覗いてみると
ヘビー転向?
— 鷹木 信悟(SHINGO TAKAGI) (@Takagi__Shingo) 2019年5月12日
現状、そんなワガママは言えません
そんな事より〜
どこの団体に居ても俺はジャイアン扱いされるのか...😤#njpw#njbosj https://t.co/7BqjoFyLRs
「現状」ヘビー級転向の意思はないようですが、もしBOSJ優勝それも鷹木が目標にしているように全勝優勝してしまったらジュニアに敵はいなくなってしまいそうです。
会見での鷹木の発言は
■鷹木信悟選手のコメント
「どうも、ジャイアンと呼ばれている鷹木です。オイ、石森。俺がジャイアンだったら、お前はのび太でいいかな? まぁ、冗談はさておき、全戦シングルということで、いよいよ誤魔化しのきかない闘いがやって来たなという思いです。俺は昨年10月、新日本に来た当初、2つ発言した。一つは『俺はプロレス界を面白くするために新日本に来た』と。もう一つは、『新日本のリングで結果を残すために来た』と。まぁ、この7か月間を振り返ってみると、正直、俺は現状には全然満足してない。だからこそ、この今回のこの『BEST OF THE SUPER Jr.』では、誰にも文句をつけられないような結果とインパクトを残すのが、俺の使命だと思っている。令和初、初出場、初優勝という快挙を成し遂げるのは……オイ、俺しかいねーだろ! 俺が言いたいことは以上だ」出典:新日本プロレス公式サイト
やっぱりインターコンチだとかヘビー級転向だとかの発言はありません。
マイクもうまい鷹木はしっかり考えてから発言しているはずなので、BOSJ後のことに触れていないのが気になりますね。石森ははっきりと鷹木がインターコンチを狙っていると言っているのに、鷹木は否定しません。
なぜ否定して自分の考えを語らなかったんでしょうか?
鷹木の狙いはNEVER!
出典:新日本プロレス公式サイト
ここからは僕の想像なのですが
鷹木信悟はどこの団体でもジャイアン扱いされてしまうような性格で、それは本人も認めています。ですが鷹木は筋を通す性格だと感じていて、新日本に参戦してからは謙虚な姿勢を意識していたし、「ドラゴン」を名乗るにあたり天龍さんと藤浪さんに挨拶したエピソードもありました。
「BOSJに優勝し、IWGPジュニアを獲ったらヘビー級へ転向」とは発言していない鷹木、それは始まってもいないBOSJの後のことを語るのは筋が通らないから。しかしながらジュニアの枠だけに収めておくにはもったいないレスラーです。
そこで
鷹木が狙っているのはNEVERではないかと考えています。
NEVERは無差別級なのでジュニアの選手も挑戦できます、以前ににウィル・オスプレイが王者でした。また現王者のタイチ次期挑戦者の石井智宏、鷹木がNEVER戴冠とはならなくてもこのあたりの選手と遜色なくやっていければヘビー級でしっかりやっていける証明になります。
BOSJで全勝優勝できればNEVER挑戦する筋も通ると考えています。
鷹木のさらなる期待
鷹木がBOSJ優勝からIWGPジュニア戴冠となると見えてくる夢があります。
それはIWGPジュニアとIWGPヘビーの戴冠、今までの歴史上でIWGPジュニアとヘビー両方の戴冠経験があるのは高田延彦さんだけです。奇しくもIWGPとジュニアの同時戴冠は今年のBOSJを欠場している高橋ヒロムの夢でもあります。
去年のBOSJ優勝後のコメントでは
5年前の今日、ここで語ったこと、いまでも覚えてるよ。そして、いまも同じだ。俺の、夢は、IWGP Jr.(ベルト)を巻き、Jr.としてヘビーのベルトを巻き、そして! ゴールデンタイムで!! 試合をすることだーーー!!
出典:新日本プロレス公式サイト
高橋ヒロムが復帰したときにジュニアにロスインゴにどんな化学変化が起きるのか?非常に楽しみです。
鷹木はジュニアの枠にだけおさめておくには惜しいし、体重が100kgを超えつつあるんじゃないかとも思います。もしかしたらBOSJから新日本の全ベルトを狙っているのかもしれません!なんせジャイアンですから
最後に
出典:新日本プロレス公式サイト
今年のBOSJは最多の20人出場で、こうして並んでみると背の高さが結構違いますね。
いろいろな団体の選手、それぞれの信念がぶつかるBOSJは今日から開幕です!
ところで優勝トロフィーが新調されているのは、去年内藤哲也が壊したからですね。
出典:新日本プロレス公式サイト
内藤は6.9大阪ドミニオンでのインターコンチ挑戦が決まっていますが、その胸中はどうなんでしょうか?また考えていきたいと思います。