新日本プロレスを考えるブログ

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ヤングライオンと甲子園~道場というシステムを考える~

僕は野球も好きなのですが、甲子園を見ていたら「甲子園とヤングライオンって似てるな」と思いました。

 

今回は新日本プロレスのヤングライオンと道場というシステムを考えていきたいと思います。

 ヤングライオンとは?

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出典:新日本プロレスワールド

新日本プロレスの若手選手のことを特にヤングライオンと呼びます。ヤングライオンは新日本プロレス道場に住み込みで厳しい練習に耐えながら、先輩の付き人をしたり会場の運営をしながら過ごしています。

道場で鍛えることでプロレスラーとしての体を作り

先輩から大切なことを学び

プロレスラーとして成長していきます。

 

ライオンプッシュアップとは?


21三澤威の【プロレス式】腕立て1ライオン式プッシュアップ

新日本プロレス式の腕立て伏せを「ライオンプッシュアップ」と呼びます。一般的にはヒンズープッシュアップのことです。全身を使うトレーニングですがヤングライオンはこれを数百回から千回やります。どれだけ道場の練習が厳しいかこれだけでもわかることでしょう。

 

ヤングライオンであるということ

まず新日本プロレスに入門を許可されないとヤングライオンにはなれず、ヤングライオン達は選ばれた選手です。ですがヤングライオンであれば数年後に新日本のトップ選手になっているというわけではありません。

ケガでやめてしまう者もいます。厳しいトレーニングを積み、前座での試合を経験しながら成長していきます。

www.njpw.co.jp

 

僕はヤングライオンであるという誇りをもっていてほしいなと思います。

トップ選手にはヤングライオン経験者もいれば他団体から移籍してきた選手もいます。その中でヤングライオンとして道場で先輩たちから大切なことを受け継いできたという意識を持っていてほしいなと思います。

 

偉大なレスラー達のスピリットをヤングライオン達が受け継いでいると思うだけでも涙モノですね。

 もちろん他団体の選手も受け継いできているものがあり、それがリングでぶつかり合うのが面白いんです。

 

 道場とは?

ヤングライオンは厳しい練習の中「新日本プロレス」を叩きこまれて、ライバル達と切磋琢磨しています。教わる「新日本プロレス」とは「闘魂」と表現されるスピリットのことです。

道場とは単なる練習場ではなく、新日本プロレスのスピリットを作る場所でもあるのです。道場という基礎がしっかりしていないと、プロレスに説得力がありません。面白いプロレスもいいですが、すべては基礎があってこそです。

 

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出典:新日本プロレスワールド

例えば普段はコミカルなプロレスで会場を沸かせている田口隆祐でも、実力をいかんなく発揮して戦うこともあります。基礎がしっかりしているのでそういった試合ができ、選手の動きから目が離せなくなります。

 

派手な技も面白いプロレスも全ては道場という基礎の上に成り立っていて、しっかりとしたプロレスがないとただの曲芸です。 

 

ヤングライオンと甲子園

 さて甲子園の話にもどりますが

「甲子園ってこういう試合があるから面白い」とか

「高校球児はこうでないと」という視点で見ていませんか?

別にそれを否定するわけではありませんが、ちょっと危険じゃないですか?と思います。

「高校球児」というイメージをみんなが求めていて、甲子園はおろか地方まで同じように応援する。(僕は高校時代、みんながんばっているのに野球部ばかり応援されているのが疑問でならなかった)

高校球児も一人の人間でこの先の人生のほうがはるかに長いのに、決まりきった枠に押し込めてしまい、大衆がそれを求めている。

また高校球児もその枠に入っていれば周囲からの評価も応援も得られる。その成功体験を大人になっても持ち続けている。

というのは気持ち悪くないですか?

 

 ヤングライオンも似ていて

「ヤングライオンはこうあるべき」とか「ヤングライオンの試合」を求めてしまいます。ヤングライオンは雑用も多く、先輩の指示に従うことも多いでしょう。

ヤングライオンも一人の人間で、人間性を出していかないとトップにはなれない。

あまり凝り固まったヤングライオン像を求めてしまうと危険だと僕は思います

 

ヤングライオンに求めるもの

甲子園もヤングライオンもこれから独り立ちする前の基礎を作る期間であってほしいと思います。

最初はひたむきに修行することも大事でしょう。そして基礎がしっかりできていないといけません、技術的にも精神的にもです。

そして独り立ちした時に大事な物事の考え方や困難への立ち向かい方を先輩の姿から学んでほしいなと思います。

 

幸い新日本プロレスには道場というシステムがあります。大先輩がひょっこり訪れることもあります。

ヤングライオン達は先輩の姿を間近で見られます。そこで大切なことを学び、個性をミックスして大きいレスラーになってほしいというのが僕の願いです。

 

まとめ

ヤングライオンと甲子園は似ているなというところから書いてきました。

今のヤングライオン像や高校球児像を否定するつもりはありません。

今の価値観はこれまでの歴史があり、そうした方がいいからだということも分かります。

 

ですが本人たちにきちんと伝わるように指導することも大事なんじゃないかなと思いますね。

後々に競技を続けていなくても、人間としての基礎を作る場所が部活であったり道場であってほしいですね。