ニュージャパンカップの二回戦、タイチvs石井智弘戦がすごかったですね!
[Replay ‘NEW JAPAN CUP 2019 Night 5’ on Mar 13th, 2019]
— njpwworld (@njpwworld) March 13, 2019
8TH MATCH: NEW JAPAN CUP 2019 2ND ROUND Tomohiro Ishii vs. @taichi0319!! #NJPWWorld Watch now▶︎https://t.co/Tj7UBJ4PjP#njpw #njcup pic.twitter.com/a3kvbo9Tbt
まさに名勝負でした。
石井が名勝負製造機とはいえ、タイチがまた格を上げた試合になったと思います。
ヘビー級に転向してからは試合ごとにレベルアップしていくタイチ
なぜタイチがここまで変わったのかを考えていきたいと思います。
「世界一性格の小ズルイ男」
とかつてのタイチは呼ばれていました。「世界一性格の小ズルイ男」は鈴木みのるの「世界一性格の悪い男」をもじったもので、鈴木軍の小悪党キャラという立ち位置でしたね。リスペクトを集める選手ではなかったし、僕もタイチが嫌いでした。
そういえば以前はゴングを打つ木槌を凶器によく使っていましたが、今はしていませんね。今でも凶器攻撃はするものの、それ以上に試合の内容にインパクトがあり気にならなくなりました。
しかも試合内容は説得力分!
師匠である川田利明ばりのデンジャラスな技や蹴り、時には反則やインサイドワークも使う。タイチというレスラーの魅力が試合から出まくってます。
タイチが変わったなと思いだしたのはヘビー級に転向したころからですね。
なぜなんでしょうか?
なぜタイチは変わったのか?
それは
鈴木みのるを超えるため
だと僕は感じています。
鈴木みのるに勝った選手は何人かいますが、超えたなと思われている選手はいないでしょう。それは鈴木が実力者であり、肉体的にも精神的にも充実していて、身にまとうオーラが唯一無二だからです。
いつまでも自分は「世界一性格の小ズルイ男」ではないことを証明したい。強いものの影にいるような人間でいたくない。
だからこそタイチは鈴木を超えたい。
鈴木みのるを超えるため
鈴木を超えるには試合で勝たないといけない
試合で勝つには強くならないといけない
そのためにタイチはヘビー級になったし、デンジャラスな技を使うようになった
その結果、十分な説得力のある試合ができるようになった
この点はヘビー級に転向してから確実にステップアップしています。
今、鈴木とシングル戦で当たったらどっちが勝つかわからないところまで来ているんじゃないでしょうか?
発言の重み
ヘビー級に転向してからのタイチ発言の重みも増していていますね。対戦相手によってどこがポイントかをよく理解して試合に臨んでいる印象。
ニュージャパンカップの本間戦では
タイチ「本間! 本間! 本間よ、俺がこの業界に入って1カ月後に俺の所に来て、同じ飯食ったな? いっぱい巡業行ったな? それがなんだ、今は。どうしたんだ? あの時の怖い先輩、本間朋晃を見せるんじゃなかったのか? おい、でもよ、今日はこんなことは言いたくねえけどよ、長い付き合いのよしみでちょっとだけ、ちょっとだけだぞ、昔の本間朋晃が見えたよ。できんじゃねえか、お前やればよ。ここまで俺に追い詰められて、後輩に追い詰められて、同じ釜の飯を食った後輩に追い詰められて、やっとかお前。最初っからやっとけ。そしたらよ、あんな事故だって起きなかったんだよ、てめえにはよ! 最初っからそういうのを見せとけ。てめえはよ、腑抜けて調子に乗ってっからそういうことになったんだよ。テレビ出てよ、調子に乗りやがって。できんじゃねえか。最初っからやれ、こら!」
出典:新日本プロレス
こんな熱いエールを本間に送ったり
石井戦の前にはこんなつぶやきをしておきながら
明日
— タイチ (@taichi0319) March 12, 2019
久しぶりの岡山
タイチ vs 石井
だってよ
最後のシングルから10年は経ってんだろ
それくらい接点も何もないヤツ
どうなるんだろうなぁ
何でもやってこい
何でも使ってこいだぁ?
じゃ
お言葉に甘えて
いつも通り真っ向勝負させてもらうよ pic.twitter.com/U4zD0Ouv16
得意ののマイクスタンド攻撃を使わなかったりする
リング内外でプロレスファンが燃えそうなことがわかってるな(というか我々プロレスファンって分かりやすいんだなー)と思いますね。
タイチはヒール的な言動とファンの喜びそうなアクションを絶妙なバランスでやってきます。自分だけでなくファンのことも意識しての言動は、明らかに以前とは違うところですね。
ただの嫌なやつから偉大なレスラーに変わりつつあります。
内藤哲也との関わり
近年のタイチのターニングポイントには必ず内藤がいます。
内藤はタイチの野心を見抜いていたのか感じたのか、ヘビー級への転向をすすめたりヘビー級初試合の相手をしました。
また札幌でのインターコンチ戦の後もしきりにタイチに呼びかけています。
内藤がタイチに求める「一歩踏み出す勇気」とは?
タイチが自分から行動することではないでしょうか?
これからのタイチ
ニュージャパンカップでは二回戦敗退でした。これからタイチはどう動くのでしょうか?
鈴木みのるを超えるためにどういう行動を起こすのか、どうやって鈴木みのるを超えるのか?楽しみですね。
鈴木みのるとの対戦がありそうなのは今年のG1ですね。去年はエントリーされずに悔しい思いをしました、今年はそのエネルギーをG1にぶつけて欲しいです。
もし鈴木みのると対戦する機会があればこの上ないチャンスです。
タイチが鈴木みのるを超えるのか?そんなテーマの試合なんかワクワクしますね!
まとめ
タイチの目標は鈴木みのるを超えることではないか?
という所から考えてきました。
タイチは鈴木みのるを超えることはできるのか?
そのためにどんな行動をしていくのかに期待ですね
その時鈴木軍はどうなるのは?
まだまだプロレスは面白そうですね